2009年7月 7日
吃音症の苦悩
言葉が発しにくい言語障害であり、非吃音者があせって早口で話す時に「突っかかる」こととは異なる。成人では0.8 - 1.2%、学齢期の子供で約1.2%、5歳までの子供では約5%が吃音者であるといわれる。本人が気づいてない場合もある。吃音の程度や、どもりやすい言葉や場面には個人差がある。緊張していたり、朗読や電話の応対をしたりする時など、どもりやすい傾向があるとされる。だが、緊張するからどもるのではなく、どもるから緊張するのである。戦後一時期まで、吃音は、精神的緊張に起因する癖であると誤って理解されてきた。それ故、吃音治療も心理療法が重視され、間違った方向に進んだ。
『どもりは必ずなおせる 〜子どものどもり おとなのどもり〜』(婦人生活社 1983年)の著者である花沢忠一郎は、幼少の頃から吃音で苦しみ続け、独自の呼吸法や発声法などを取り入れた大人の吃音の矯正法を、日本で最初に考え出し、吃音を自覚し始めたものを「大人のどもり」、吃音に無自覚ものを「子供のどもり」と定義した。子供の吃音や、本人が吃音を気にする前だと治る確率も高いとされる。近年、吃音はICD-10分類の情緒障害としての吃音症だけではなく、それ以外にも色々な吃症状があり、症候群であるとする見解も出てきている。
他の身体的障害や言語障害と同様に、吃音は嘲笑やいじめの対象になる事もある。音読の授業で上手く喋れず子供の心に深い傷を負わせることも多い。吃音に絶望し自殺する者もいる。自殺しないまでもうまく言葉が話せないことに起因するうつ病、対人恐怖症、社会恐怖、引きこもりなどの二次障害が出ることがある。
時折、吃音者が吃音を意識していない時など、流暢に話せることもある。また、吃音者はどもる言葉を巧みに避け、どもらないように見せているので、傍からは吃音だと気付かず、深刻な悩みだと受け取られないこともある。吃音者が心で感じている苦痛ほど、周囲の人間は気にしていなかったり、楽観的に接することが多い。
吃音は自分の名前が言えない、店で注文できない、人と円滑にコミュニケーションを取れない、挨拶が出来ない、電話がかけられない、など社会生活全般に大きな影響を及ぼすが、これを「恥ずかしいこと」と認知し必死に隠そうとする傾向が強いと言われる。その為、身につける物や車種、住所、会社名等々は、自分が「言葉が出る」「言葉が出やすい」「どもらない」状況を周到に用意したり、必要な物でも言えない物は購入しないあるいは、かなり回りくどい方法で購入等、吃音者が吃音を隠すために費やす労力や神経疲弊の大きさは、非吃音者にとって想像し難いものである。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
普通に話ができる私たちには想像ができないほど深刻だそうです。
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